私たちは、グリーンズグループの一員として、企業の社会的責任を自覚し、これを率先して果たすため、すべての法令を遵守するとともに、より高い倫理観と社会的良識をもって、次の「グリーンズグループ倫理行動基準」（以下、「倫理行動基準」という。）のとおり行動します。
1. 商品・サービスの提供
私たちは、お客様の満足と信頼を獲得するため、多様化するお客様のニーズを把握し、商品・サービスの開発・提供に努めます。
- 関係法令の遵守徹底はもとより、商品・サービスの品質と安全性の確保に万全を期します。
- お客さまからの声を品質や安全性の向上につなげ、事故情報等を適切かつ迅速に共有し、再発防止につなげます。
- 商品・サービスに関するお客様にとって必要な情報を、お客さまの立場に立った、適切かつ分かりやすい方法で、各種メディアを通じて積極的に発信・提供します。
- お客さまからの問い合わせ等には誠実に対応し、商品・サービスの改良や開発に活用します。
- 商品・サービスの開発、提供において、他者の知的財産権を不当に侵害しません。
2. 公正な取引
私たちは、営業活動において、同業他社と公正、透明で自由な競争を行います。営業活動について、不正な手段は使用しません。
- 独占禁止法、下請法及び不正競争防止法の遵守を徹底し、同業者との申し合わせによる不公正な取引は行いません。また、仕入先や業務委託先との取引は契約等を基本に公正に行い、また発注先の選定にあたっては、品質、価格、納期といった合理的基準並びに「株式会社グリーンズ 『CSR調達』ガイドライン」を指針として決定します。
- 取引相手等からの贈答品の授受や冠婚葬祭、中元・歳暮、その他各種行事については、社会通念を超えるようなものは自粛します。
- 国内外の公務員及び政府関係者等に対して、不当な利益や優遇措置を目的とした接待・贈答・金銭等の供与は行いません。また、そのように見なされかねない行為についてもこれを行いません。
- 政治、行政とは、経済の実態や経済政策について、オープンかつ積極的に意見交換できる、透明度の高い関係を構築します。
3. 情報開示及び情報保護・管理
私たちは、お客様、取引先、株主、投資家、従業員、地域社会等、幅広いステークホルダーに対して、企業情報を積極的かつ公正に開示します。また、個人情報・顧客情報をはじめとする各種情報の保護・管理を徹底します。
- IR活動を通じて、正確な企業情報を迅速かつ公平に提供し、企業活動に関する理解促進に努めます。
- 社会的規範や行政の指針、さらには自らの判断等に基づいて、幅広いステークホルダーにとって重要で信頼性のある情報を、適時に提供するように努めます。
- 「インサイダー取引防止規程」に基づき重要事実の適切な管理を徹底し、インサイダー取引の未然防止に努めるとともに、その他会社の機密情報及び重要な内部情報についても情報管理を徹底し、社外に漏洩しないように努めます。また「グリーンズグループ従業員のソーシャルメディア利用に関するガイドライン」に基づき、ソーシャルメディア等を媒体として会社や職務に係る情報を不適切な形で発信しないように努めます。
- 当社が取り扱う個人情報については、個人情報保護に関する諸法令並びに社内規範を遵守し、また「個人情報保護方針」に従い、適正に管理します。
4. 働く環境
私たちは、安全で働きやすい環境を確保し、ゆとりと豊かさを実現します。
- 公正な人事・処遇制度の構築と運用により、メリハリのある働き方を実現する職場の意識改革に努め、ワーク・ライフ・バランスを推進します。
- 安全衛生や労働基準に関する法令・社内ルールを遵守するとともに効率的な労働時間管理に努めるなど、長時間労働対策及びメンタルヘルス対策を推進し、従業員の健康づくりを支援します。
- 従業員のキャリア形成を促す研修プログラムを整備し、自ら主体的に考え、行動する人財を育成します。
- 個人の基本的人権、多様な価値観、プライバシーを尊重し、職場の意識・風土の改革などを進めながら、多様な人財が十分に能力を発揮できる職場環境を整備します。人種、宗教、性別、年齢、国籍、社会的身分等による不合理な差別やハラスメント（職場内のいじめや嫌がらせ、相手が不快を感じる性的な言動など）を行いません。
5. 公私混同の区別
私たちは、会社の立場と個人の私的な立場を明確に区別し、公平・公正な姿勢で業務に取組みます。
- 会社における立場を私的な利益のために利用しません。また私情により会社の利益と相反するような行為・評価・判断はしません。
- 許可なく会社の資産・経費等を個人的な目的（第三者の利益を図ることを含む）に使用しません。また個人の資産を会社の事業等のために使用するといった行為も行いません。
6. 会社資産の保護・活用
私たちは、経営資源である会社資産を守り、また最大限に活用するよう努めます。
- 会社が所有する有形資産及び無形資産が、業務以外または不正目的で利用されないように努めるとともに、紛失・盗難・侵害等がされないよう、管理・保護してまいります。
- 社会の公器として、社会から預かった人財・資金・不動産・物資などの経営資源を最大限に活用し、社業等を通じて社会に貢献できるよう努めます。
7. 環境問題
私たちは、環境問題の重要性を認識し、資源の有効活用、資源のリサイクル、省エネルギー等に積極的に取り組みます。
- エネルギーと資源利用の最適化及び環境や社会に配慮した調達を推進し、事業活動における環境負荷の低減に取り組むとともに、持続可能な社会の実現に貢献し続けます。
- 排出事業者責任を遂行するために、優良な処理業者の選定・委託を含め、産業廃棄物を適正に処理します。
8. 社会貢献活動
私たちは、「良き企業市民」として、積極的な社会貢献活動を行います。
- 企業グループ全体として、サステナビリティの基本方針及び社会貢献に関する基本的な考え方を明確化します。
- 社会貢献活動推進のためのサステナビリティ推進委員会を設置し、社内体制を整備します。
- 寄付先や支援先選考の判断基準、社内決裁の仕組みに基づき、グリーンズグループの方針に合った戦略的な寄付や支援を実施します。
- 活動成果をまとめ、コーポレートサイトや各種開示文書等を活用して、広く社会に公表し、社会とのコミュニケーションを図ります。
9. 反社会的勢力排除
私たちは、市民社会の秩序や企業の健全な活動に脅威を与える反社会的勢力に対して、断固として対決し、関係遮断を徹底します。
- 反社会的勢力を排除する基本方針に基づき、組織的対応による関係遮断を徹底します。
- 取引に際して、相手方の属性をチェックし、契約や取引約款等に暴力団排除条項を設ける等の取り組みを行います。
- 所轄警察の組織犯罪対策部局、暴力追放運動推進センター、弁護士等の関係団体との信頼関係を構築し、被害を受ける恐れがある場合には、速やかにこれら関係団体と連携して、法的対抗措置を講じます。
グリーンズグループの役員及び従業員は、倫理行動基準の精神を実現することが自らの役割であることをよく認識し、率先垂範の上、関係者に周知徹底します。
もし倫理行動基準に違反する事案が生じたときは、代表取締役社長を筆頭として、グリーンズグループを挙げて問題の解決に当たり、原因の究明、再発の防止に努めます。
さらに生じた違反事案について、グリーンズグループ内外に対し、迅速かつ的確な情報共有または必要に応じて情報公開を行い、その説明責任を果たすとともに、役員を含めた関係者を厳正に処分します。
制定 2016年9月27日
改定 2018年9月27日
改定 2024年8月13日
株式会社グリーンズ
代表取締役社長 村木 雄哉
株式会社チョイスホテルズジャパン
代表取締役社長 伊藤 孝彦